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スポーツカイト mar_137.jpg (1411 バイト)



新登場のNSENIRVANAとどこが違うのか。
(LW編)

NSE-LW(UL仕様)の場合

NSE240h.jpg (70924 バイト)R-SkyではUL仕様のことをLW、つまりowind、低い風用と表現する。従来の一般的なカイトメーカーのUL仕様は低い風で揚ることだけを目指すがあまり、飛びの運動性やトリック性などの機能面をかなりスポイルするものが実際にあった。R-Skyとしてはそういう従来のULと同じように見られたくないのであろう。また、下限の風速を競っても、飛びがダルであってはどうしょうもないので、下限を一段下げることよりも、飛びの質的な機能の保持を重視しているのだ。このコンセプトは明らかに成功していると思う。風が弱い日が多くなるシーズンではStd仕様1本では厳しい。実際、LWの出番はとても多い。特にNSE-LWのようなStdと同じようなハンドリングで使えるULタイプは華奢に飛ばす必要がないのでメリットが多いと思う。軽いスタンダードとして使えるため、全パワーをかけて飛ばせば、凄いキレでターンし、動きは速い。フライヤーは120%の体力になったようなスポーティな気分が味わえる。

NSEはNirvanaのセカンド・エディションとして変化した。とはいえ血統はNirvanaである。やはり、血は争えずとてもイージーに飛ぶ。風速2mの風量は充分で、38kg/35mのラインで軽々と飛び非常にコントロールしやすい。曳きは中程度でテンションも具合良かった。風速3mを若干越えても曳きはそう変わらずテンションだけがより明確さを増し、鋭く動かせて気分良く飛ばせた。ただ、風速に応じて風切音が出るが、バリバリといううるさい音ではなく、シューというジェット機のような加速音なのでイヤミはない。ストレート性は従来のNirvanaのレベルであるが、これは文句はないだろう。ターンの切れ味は良く、直角も流れずに出るタイプ。(流すターンを好む人もいる。)このスピードではこんなものだ。ブライドルの糸目には一切触らず、そのまま飛ばした。風域内に強弱が有ったので完全に合っているかどうかはともかく、これでも特に不満はない状態で飛んだ。

NSE-LW240-1.jpg (45147 バイト)LWはUL仕様であるが、Std仕様のつもりでトリックしてもいいので物足りなさはない。UL仕様だから軽々しい飛びになるとか、手ごころしないとスグ壊れるとか、そんなことはないのだ。ハーフアクセルやカスケードもお手本通りに動き、カスケードは非常にスローなものから、超高速反転まで無段階にできる。これを越えるカイトはそんなにないかも。しかもやりやすい。これは得意技に出来る。LWでもトリックは楽しく行える。540系は易しいが、それより難しいタズやスロットの方がもっとやり易いくらいだ。バックスピンも含めて横にも良く回り、ストロークもこのくらいなら、どんな体格の人であっても不都合はないと思う。ジェイコブはカチカチと決まりやすい。フェードはピタッと止まる。コメットは、ゆっくりでも早くでも自由自在に回せる。このやりやすさはNirvanaそのまま。しかもトリック中の回転型もとてもきれいだ。
ヨーヨーはルイスからでもアクセルからでも、どこからでも入るが、若干その気でパワーをかけねばならない。しっかりとアクションして欲しい。バラストを増やせば手首の操作だけでも入るようになるが、バラストを増やすとコメットの回りが悪くなるので、そのままが一番いいだろう。ヨーヨーはCosmicTCのように手首だけでは行かない。しかし、好みはそれぞれでCosmicTCは入り過ぎるという人もいるから、このくらいの手加減でユックリと入るのも、これまたいいかも知れない。

総合的にLW同士を新旧で比較して判断すると、すべての項目で従来のNirvana-LWよりもNSE-LWの方が扱いやすい。初心者でも扱えるような優しさがあるのに、本格的な飛びもできるカイトがNirvanaであるが、それはいまも変わりはない。従来のNirvana-LWでは遠心力が弱めでヨーヨーを巻くにはテクニックを要したが、NSE-LWでは何の技を要らず入れられる。
とてもいいと言われていたNirvana-LWだが、しかし、どう見ても従来のNirvanaLWよりはNSE-Lwの方が進化してることは明らかだ。進歩とはそういうものだろう。それでNirvanaLWは廃止され、今はNSE-LWに統合された。NirvanaについてはStd仕様のみ、継続されている。

Photograph provided by R-sky


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