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スポーツカイト mar_137.jpg (1411 バイト)


Cocmic-TC は現在市販されている
世界のどの国のスポーツカイトと比べても
これは素晴らしいカイトであるに違いない。

CTC-UL-re240-1.jpg (41404 バイト)ドイツの一流メーカーKiteHouseのハイエンド・ユーザー向けのスポーツカイトのCosmic-TCは、今もなお飛ばすたびに感銘を受けるカイトのひとつだ。CTC は (以降略してそう呼ぶ)ドイツでの、STACK公認のTrickPartyの競技会において、既に確固たる地位を確立している優れたスポーツカイトであるが、そのベースたる基本水準は極めて高い。しかも、非常にコントローラブルである。これらは同様にフランスの頂点に君臨するR-Skyの第一級のスポーツカイトと比べても全く遜色ないと思う。換言すれば、総合的にバランスの取れたカイト性能において、これ以上のものが、今の時点ではそういくつも存在しているとは思えない。(もちろん誰でも買える市販の仕様として。目的を絞った特殊用途の仕様ではなく。)もともと競技者用に開発されているが、それらがときにあるように、プレシジョンを犠牲にしてトリック性能を高めるとか、その逆にプレシジョン性はキープされていてもトリック性能は全く不十分なままであるような、そんな偏りをせず、双方について、十分に満足できるレベルに仕上がっている。このバランスの良さについても、世界最高水準にあるスポーツカイトのひとつであろうCTC-UL-re240-2.jpg (40746 バイト)と思う。こう書くと、そうは言ってもエキスパート向きの仕様となると、そうでない中級の人には気難しいカイトなのでは。と思われがちであるが、決してそうではない。ハイエンド・ユーザー向けなので、本当にレベルの高い飛ばし方で、最高の性能を100%発揮するにはフライヤーのスキルはMustであるが、普通のフライヤーが普通に飛ばしても、普通のカイトで飛ばすよりもはるかに精度高く飛ばせ、もし、構えていれば少々拍子抜けするに違いない。それにはいくつかの理由がある。風が揚がっても曳きの強さに大きな変化が起きないため、同サイズのカイトよりも若干少なめの曳きでコントロール性は継続し、手に感じる曳きの感触がダイレクトにわかりやすい。幾分高めの風速になると、チューニングアップしていないカイトでは、パワーをかけないと風抜けし難くなる段階になるが、非力なフライヤーでさえ、易々と風抜けさせてトリックに入ることができる。またCTCはスタンダード仕様でも風速2m/秒くらいの低めから実用風速として使え、風速7-8mに達しても体力的に苦しくなったりはしない。(むしろ、楽に飛ばしすぎて風速の限界を超えているのに気付かない場合があるので注意を要する。他のカイトの曳きをモノサシにしないで。)弱めの風から使えるのはCTCの通説である。(もし揚がらなければどこかがオカシイと感じ取るべきだ。)つまり、使える風域は広い方なので、練習時間もフルに使えるだろう。

CTC-UL-re240-3.jpg (41568 バイト)トリックのイージーさは特筆に価する。(トリックできない人がコレによって出来るようになるということではなく、ちょっとできる人でも、無理がないのでそれがもっとうまく出来る。ということ。)普通のストレートやターンでさえ、コントロール性がよいことから自分の思ったところを正確にトレースできるので、精度は高いと感じるはずだ。基本的なプレシジョン性能も明らかに高いものを持っており、プレシジョン競技での使用ももちろん視野に入っているであろう。もし、ハイアスペクト比の翼型のカイトのプレシジョン性が劣ると思う人があれば、それは過去の誤った経験でしかない。
CTCのスピードは、曲を伴う(個人バレエなどの)競技を意識した速度になっており、R-SkyのNirvanaなどと大体同じくらいのスピードである。このスピードもちょうどいいと思う。(ブライドルの調整幅は十分にとってあるので、(なんと糸目は10個もある)スピードは好みで若干変えられるが。)
トリックを行うスピードもこのテンポに合わせて行うと最も美しい状態になるようである。トリックについては殆どのユーザーはやりやすいと思うであろうし、急にうまくなったように錯覚する人もいるだろう。実際、うまくできたと感じる人が大多数を占める。CTCは力任せに振り回してトリックする必要はない。全身のパワーをかけるほどではないが、リストの瞬発力は有ればあるほどいい。重いCTC-UL-re240-4.jpg (40998 バイト)動きはしない。そうかといってかふわふわとした不安定な浮きもしない。几帳面にカチカチと、ドイツ人気質に行える。この感触こそはCTCのモノだろう。ここはCTCの素晴らしいところでもある。ハイアスペクトなセイル型にも拘わらず、ラインがセイルの先端に引っ掛かったりすることは殆ど無い。実際、ハイアスペクトな翼型によってこれらの多数のメリットを得ており、ハイアスペクト翼で成功しているスポーツカイトのひとつであろう。


ヨーヨーはリストの操作だけでスパッと一瞬で入る。マルチレイジーやバックスピン、タズマシーンのような横回転もしっかりとした浮きで、非常に回しやすい。これには深いラフトも貢献している。フェードも入りやすい。
CTCはテイルのポケットにバラストが搭載してあるが、僅か12gである。しかし、CTCはバラストなしでもカイト自身のフレーム・バランスは取れているので中風域ではこの12gさえも必要ないと思うほどである。風が上がった場合やヨーヨーのためには補助的な12gも必要と思うが、効果は抜群でヨーヨーは一瞬で2回転できるくらい簡単に入る。(逆に1回転に2秒くらいかける超スローなヨーヨーであっても2回3回とユックリ巻くこともできる。)既にいいバランスを得ているカイトなのでバラストを勝手に増やしたりするのはお奨めしない。バラストが多いとフリックフラックの戻りが悪くなるからだ。(最もライト・ポジションにすれば容易)CTCで行うトリックはすべてのトリックカイトの中でも容易な方である。基本が出来ている人であれば、その日から、今まで以上に質の高いトリックへ移行できるだろう。トリックができるか、できないか、の次元ではなく、より質の高いトリックを望むフライヤーには、その質の高さはまさに堪えられないと思う。CTCはトリックだけのカイトじゃないが、トリックは万能と言えるレベルにある。いいカイトの見本のような几帳面なトリックを得ることが出来るだろう。

CTCはヨソのカイトの作り方と比べると独創的な部分がある。一言で言えば、理想的なCTC-UL-re240-5.jpg (40787 バイト)重量配分を求め、できるだけ軽く作るように努力した場所と、逆に重くした場所を持っている。(これはおもりのことじゃない。)例えば、リーディングエッジのテープがULのセイルのように薄く、ロッドも細いので、仕様を間違えたかと尋ねてきた人がいたが、そうではない。わざわざそうしているには理由があるのだ。リーディングテープは意外に重量があることをご存知だろうか。スパインには過剰なくらい頑丈なロッドが使われているが、それは折れるからが理由ではない。これらの考えの裏にはしっかりした理論が存在する。従来のカイトの作り方のままではこのような性能を引き出すことはできないからである。だからカイトの理論を知らないか、古い過去の理論のままの人が見ると、「何だこりゃあ。」、と思うかも知れない。
CTCの持つ、いろいろな性能については、これらの事がわかれば理解できる。KiteHouseでテストしているフライヤーは若くその腕も世界にそう多く居るとは思えない素晴らしい力量の持ち主である。それらが結実した。

CTC-UL-re240-6.jpg (40625 バイト)一つ一つのトリックを挙げてここで解説することはできるが、いまさらなのでしない。それは実際に所有して飛ばしてみればすべての価値が証明される。買うんじゃなかったと後悔するようなカイトじゃないと思う。このCTCを飛ばすと、本来、困難である3Dトリックも含めた飛びの多くが、こんなにもイージーに出来るようになったテクノロジーの進歩は素晴らしいと思うだろう。

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