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スポーツカイトのパーツ構成について知ろう。


スポーツカイトの各部の名称を覚えよう


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 * パーツのご注文の際はこの図をご参照ください。

   スポーツカイトをやっている以上、パーツの名称くらいは知っておきたい
 もの。スポーツカイトのパーツの名称も古い書籍では現在使われていな
 い名前などで書かれていたりします。どちらの名称が本来の語源か?と
 いう事はさておき、ここでは海外の書物に書いてある新旧の名称ではな
 く、現在、日本国内で、日本人の一般的なカイト・フライヤーが呼んでい
 る、いわゆる「通りのいい名称」で名前を覚えた方がいいかと思います。
 よって、ここではそういう名称で記載し、それについて説明します。

 <おおまかな説明>
 スポーツカイトとスタントカイトは同じものです。古いフライヤーは今でもスタントカイトと呼ん
 でいますが、一般的には、いまはスタントカイトという名前はあまり使わなくなりました。

 スポーツカイトは基本的に次の名称のフレーム材によって骨組みされています。
 リーディングエッジとはスポーツカイトの三角形の左右の部分を指します。リーディング
 エッジはサイズの大きいスポーツカイトでは上側と下側の2本のカーボンロッド(ロッドと
 略して言います)で連結されています。小さいスポーツカイトは長めの1本モノのロッドです。
 リーディングエッジの上側をリーディング・トップと呼び、下側をリーディング・ボトム
 呼びます。(リーディング上側、リーディング下側でも構いません。)
 上の方に付いている左右のリーディングエッジを繋ぐ横棒はトップスプレッダー、または
 トップクロスと呼びます。下側の左右のリーディングエッジを繋ぐ横棒はボトムスプレッダー
 と呼びます。

 そして背骨のように中央の上下に通っているのがセンターロッドまたはスパインです。
 センターロッドは通常、スポーツカイトのセイルの外側に付きます。よって手前からは見え
  ません。

 <補足説明>
 ノックとショックコード
 カイトの翼端にはノックというショックコード(ゴム紐)を引っ掛ける爪がついていますが、カイ
 トによっては、ショックコードが無く、リーチラインを引っ張って、ノックにくくり付ける形式の物
 もあります。そういうタイプのカイトではもともとショックコードが無く、ノックの形状も違います。
 カイトによって、ショックコードだけのもの。ショックコードとリーチラインの両方が付くもの。リー
 チラインだけのもの。とあります。なおショックコードは別名バンジーコードとも呼びます。

 英国のFlexfoil社の場合、ショックコードが太目の黒い輪ゴムです。これが紛失または切れ
 た場合は同じものを注文しなくても、通常のショックコードに代えても差し支えありません。

 センターロッド(あるいはスパインとも言います。)
 センターロッドは通常1本の他よりも長いロッドで構成されますが、カイトによっては長短2本
 を接続している場合もあります。また、リーディングエッジやボトムスプレッダーがテーパー
 ド(先に行くほど根元よりも細くなっているロッド)なのに、センターロッドだけをストレート(す
 べて端から端まで同じ太さ)のロッドで構成したものも少なくありません。センターロッドが折
 損した場合、そのロッド名だけで注文すれと、リーディングエッジ用の短いものが送られてく
 る場合も考えられます。はっきりとセンターロッドであることを示しましょう。長いセンター1本
 モノのセンターロッドの場合、リーディングエッジ用よりも価格も割高になります。

 
ウィスカー
 ウィスカーはセイルとボトムスプレッダーの間に存在しセイルを持ち上げています。その取
 り付け方法や使用されているパーツはカイト・メーカーによって色々あります。よって、その
 カイトのウィスカーの取り付け方がどうなっているかを正しく把握する必要があります。セイ
 ル側の留め具であるウィスカー・スタンドやボトムスプレッダーに付くウィスカー・ブーツは、
 メーカー名が解っている場合を除き、その取り付け方法を正しく説明しなければ、正しくない
 パーツを手に入れてしまう可能性もあります。
 ウィスカーが左右で2本のカイトもあれば4本のカイトもあります。また、4本ある場合、通
 常、外側のウィスカーと内側のウィスカーの長さが異なるものです。最新のカイトでは更に
 外側と内側のウィスカーの太さや材質が違うものもあります。ウィスカーを紛失した場合は
 ウィスカーの径・材質(解からなければカイトの名前・仕様)を添えて、注文しましょう。

 
フレキサーのあるもの
 カイトによっては主要なロッド構成以外に、フレキサーと呼ばれる小さな(大抵はウィスカー
 のような細いロッドで)パーツがついているものがあります。これは、セイルの先端を張った
 り、セイルの中に差し込んだりするような取り付け方をします。こういうパーツがついたカイト
 の場合、説明書を良く読まねば、どのように付けていいか解からないということになりかね
 ません。取り付けしなくてもカイトは飛びますが、性能には大きく影響します。エスクの場合
 はフレキサーの備わった機種には、取り付け状態を示した写真か図を必ず添付してユー
 ザーが困らないように対処しています。

 
リーディングエッジのロッド
 翼の前縁をリーディング・エッジと呼びます。この中には通常は上下2本のロッドが途中で
 接続されて入っています。なかには1本の超長尺ロッドで継ぎ目無しのものもありますが、
 それはフルサイズのカイトでは極めてマレです。折りたたまれていなくて、まるで1本のよう
 に見えても、実は必ず、繋がれています。リーディングのロッドが折れた場合、上下2本と
 も同時に折れることは滅多にありません。風速オーバーで使用していると上側が、地面に
 接触させながら墜落を免れているような飛びでは下側のリーディング・ボトムが折れるケー
 スが多いです。リーディングエッジの2本のロッドはセイルの内部でフェルールという継ぎ手
 を介して、差し込み式に繋がれています。よって、折れたロッドを注文する場合は、フェルー
 ルの付いた(接着してある)方が折れたかどうかを確かめ、フェルールも注文する必要があ
 るかどうかを判断してください。フェルールの注文を忘れてロッドだけ入手しても繋げません。
 リーディングエッジは通常、リーディングトップ(上側)の方にフェルールがついていますが、
 スポーツカイトの機種によっては例外もありますので、念のため確かめることをお忘れなく。
 
 
フェルールについて
 フェルールはロッドの径にピッタリ合っていなければなりません。ゆるゆるのフェルールなど
 で代用していると、絶対にロッドがもちません。ロッド折損の原因になります。フェルールに
 はアウターフェルールとインナーフェルールの2種類があり、ロッドの種類によって使い分け
 されています。細めのロッドである、プルトルーレッド状(パイプ状肉厚の成形ロッド)のロッ
 ドの場合は金属性のアウターフェルール(ロッドの外側に付く)を用いています。ラップ状
 (テープをグルグル巻きにしたような段だらの表面を持ち、肉厚が薄いロッド)のロッドの場
 合は、インナーフェルール(ロッドの径の中に差し込む)となります。目安としてはロッドの外
 径が7mm以上有れば、普通はインナーフェルールを使っています。(あくまでも目安です)
 ロッドの正式な名前が判れば、フェルールのサイズはわかります。また、ロッド名が解から
 ない場合でも、カイトの正規の名前と仕様(スタンダードかユーエルか等の)がわかれば、
 エスクではわかります。(改造されているものや、人からもらったカイトなどは正規品でない
 場合があります。また、平行輸入品の中にはトンデモない仕様の劣悪なものもあります。
 こういうものになると、エスクでは詳細はわかりません。)

 
リーディングエッジのコネクター 
 左右計4個のコネクターによって、ロッドが繋がれています。リーディングエッジ・コネクター
 はカイトによって、いくつかの形・材質がありますが目的はひとつです。初心者用に作られた
 安価なスポーツカイトにはビニールチューブや、簡単な成形コネクターが使用されています。
 しかし、スポーツカイトの飛びの正確性を求める水準が高くなる高級なスポーツカイトになる
 と、APA(パーツメーカーの品名)のようなロッド角度のしっかりしたエッジコネクターが使用
 されています。最近はロッド・メーカーがパーツも作っていますが、以前はパーツのみのメー
 カーだったので、モノによっては劣化の早いものもあります。リーディングエッジのコネクター
 が壊れた場合、ロッドを抜いて部品交換すれば容易に直せますが、頻繁に壊れるような
 場合は、同じ部品を交換し続けるよりも、他社のパーツに交換した方が、最終的にはお徳
 です。よって、そのような場合はエスクにご相談ください。
 なお、コネクター類のサイズは決まっていますが、テーパードのロッドではスポーツカイトの
 大きさによりカットする位置が異なるため、ロッド径はさまざまになります。よって、ロッドを
 コネクターに差し込む時に、多少、きつかったり緩かったりは生じます。

 Tコネクター(略してティーコネ)
 
センターロッドとボトムスプレッダーを繋ぐコネクターはTの字型をしているため、このように
 呼ばれています。Tコネも何種類もの形とロッド径に合わせたものがあります。Tコネは純正
 部品が手に入らないものも結構多いので、ここが壊れるとお手上げになるカイトもあります。
 そういうときはショップの責任感が問われます。でも、ご安心ください。エスクの場合は手持
 ちの多くの部品の中からサイズの合うものを探し出して、対応しています。どうしてもサイズ
 が無い場合でも、近いサイズの物を改造して対応しています。エスクでお買い上げの場合は
 安心です。
 

 ブライドル

 ブライドルとは、カイト自身に取り付けしてある一体の紐のことです。ブライドルにはいくつも
 糸目がついています。この糸目の位置を少し動かすことで、カイトの飛びの特性が変わりま
 す。通常はもとの状態が最もベストですが、少し動かして、どのように変化するかを経験する
 こともいいでしょう。但し、糸目は雑に動かすべきでなく、5ミリずつ正確に動かして見てくだ
 さい。元の位置を忘れてしまわないように特に注意して。(メモを残す習慣をつけましょう。)
 ブライドルの変更やチューニングには専門的な知識や経験が必要で、あてずっぽうにやって
 もいい結果はほとんど得られないでしょう。同じく、リーチラインも勝手に調整してもあまりいい
 結果は得られませんので、初心者のころは、ストックの状態で腕を上げる方向で努力してく
 ださい。自分の腕も磨かず、練習も熱心にしないのに、カイトの調整ばかりやる人がいます
 が、逆に惑わされて上達しない遠因にもなりかねません。
 エスクでは高度なスポーツカイトの製作も行っており、知識も豊富ですが、ブライドル・チュー
 ニングに限らず、ロッド・チューニングに関してのご質問にも原則としてお答え致しておりま
 せん。それは知識を出し惜しんでいるのではなく、完全な診断なくして軽率なアドバイスは
 出来ないことを良く理解しているからです。また、基本知識のない方が単純に見聞を広める
 ためのご質問に対しては、複雑な条件があまりにも多過ぎるために的確なお答えにならな
 いためもありますです。困ったときの相談程度のことならばOKですけど。

 
リーチライン
 リーチラインとはスポーツカイトのセイルの後縁の中に通っているラインです。(ここをトレー
 リングエッジと言います。)翼端のノックの所から、反対側のノックのところまで、センター
 ロッドの下側を介して通っています。リーチラインはすべてのスポーツカイトについている
 訳ではありませんが、高級なカイトでは装備されています。リーチラインによって、カイトの風
 切音(ブーンという爆音)を防ぎ、また、セイルからの空気の流れの境界層剥離を防ぐため、
 揚力を無駄なく使用することが可能です。リーチラインはその張り方にノウハウがあります。
 強過ぎても弱過ぎてもよくないのですが、基本的には弱風のときは強めに張り、強風のとき
 は緩めに張ります。ただ、そのカイトの設計の意図に合った張り方をしなければなりません。

 
ボウライン
 上図には記していませんが、カイトによってはボウラインというラインが付いています。ボウ
 ラインはカイトの翼端から反対の翼端まで、尻尾のところを介して外に張ったラインです。殆
 どの目的は、トリックなどでラインのテンションを緩めて飛ばす時に、自分自身のコントロー
 ルラインを自分自身のカイトの翼端や尻尾に引っ掛けてしまうのを防ぐために付けるもので
 す。しかしカイトによっては最初からボウラインが標準装備されている場合があります。そう
 いうカイトはボウラインを必ず付けて飛ばしてください。なぜならば、そのカイトは飛行中に翼
 端が広がらない方が、より性能の出せるカイトであるからです。通常、カイトは飛行中は地
 面に置いた時よりも翼を広げて飛んでいます。これが広がることで性能を出しているカイトと、
 逆に広げさせないで性能を出しているカイトがあるのです。翼を広げることで性能を出してい
 るカイトなのに、それを知らず他のカイトを真似て自製ボウラインを付けている人を見ることが
 あります。これは結果として逆効果になっています。多分、微風性能を落としている筈です。
 トリックすると翼端にラインが絡むもの、とする向きもありますが、操作を完全にやれば決し
 て絡まないので、絡めないで飛ばせる技術をつける方がより重要ではないでしょうか。

  mark-Kite-Reach-490.jpg (61013 バイト)


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